石鎚山の天狗・法起坊
愛媛県で一番有名な天狗は、石鎚山の天狗岳に住む「法起坊(ほうきぼう)」です。修験者が、各地の霊山の天狗を招いて祈念を込める時に唱える『天狗経』に書かれている四十八天狗に名前が挙げられています。知切光歳著『天狗の研究』に掲載されている天狗番付によれば、西の前頭筆頭となっています。
「法起坊」の名前は霊山の多くを開山したという役小角(えんのおづぬ)の法名「法起菩薩」の名に由来しています。役小角は七世紀末に生きた呪術者で、修験道の開祖として知られ、神通力を持ち、前鬼・後鬼という鬼神を使役して、石鎚山をはじめ、さまざまな霊山を開山しました。
石鎚山の西条市にある石鎚神社の山門には「大天狗・小天狗」の像が飾られています。
また、国道11号線のイレブンパークより南入し、黒瀬ダムを越えて道なりに進むと九品山極楽寺があります。ここの法起坊天狗堂に天狗の面や大下駄が祀られています。
極楽寺は、愛媛県西条市大保木にあり、石鎚山真言宗総本山の寺院です。本尊は阿弥陀三尊・石鎚蔵王大権現で、石鎚山信仰の根本道場であり、約1300年前から山岳宗教の一大修験道場でもあります。JR予讃線西条駅から石鎚ロープウェイ行きバスが出ていて、極楽寺バス停を降りるとすぐの場所にあります。 |