世界的に珍しい現象
「肱川あらし」とは、大洲盆地で発生した川霧が、陸地と海上の気温差によって伊予灘に流れ出す現象です。強風にのって川霧が勢いよく海に向かって流れていく現象のことをいいます。朝日に照らされた霧がゴーゴーという風の音とともに川沿いを流れ、街を飲み込んで海へ向かう姿は「白い龍」にも例えられます。
強風が伴い霧が長浜大橋に達すること、肱川の川面から蒸気霧を発すること、大洲盆地に放射霧が出ることの3つの条件が揃って、初めて「肱川あらし」と呼ばれます。
山間の盆地には、霧の発生が多く見られます。日中の気温が高く、川からの水分によって湿った大気が、夜になって急激に冷やされると川霧が発生します。大洲に面した伊予灘は陸地と比べて気温が下がりにくいため、温度差が発生して、重たい陸地の空気が軽い海上に向けて移動します。この移動する風が大洲の特殊な地形と気象条件がそろって、霧が下流から海に流れていくことをいいます。 |